音声重視の学習をしたほうがTOEICのテストは高得点を狙いやすい

TOEIC がよくできても英語ができる保証にはなりませんが、英語が本当にできるならTOEIC のスコアも当然よいはずです。
もしもこの TOEIC が日本語のテストだったと想像してください。日本語で、TOEIC とまったく同じ形式で試験が行われたとしたら、きっとほとんどの人が、これはひどく簡単なテストだな、と感じるはずです。特にリスニングなんか笑ってしまうと思います。日本語に翻訳してみると良くわかります。

たとえば Part 2 です。放送される日本語が「今日のミーティングは何時に始まるんでしたっけ?」だったときに、それへの正しい返答を選べ、という問題で、選択肢に「はい、それでいいと思います」「3階の会議室ですよ」とかそういうのが登場してくるわけですよ。「私のことをバカにしてるの?」とか思いたくなりませんか?何時って聞いてるのに、「はい」とか答えたり「3階の会議室です」とか答えるなんて、けんか売っているとしか思えないですよね?みなさんは日本語のネイティブスピーカーです。「これアホみたいに簡単じゃん・・・」ときっと感じるはずです。

試験対策の本になりますと「疑問詞(Where,や How などのいわゆる5W1H)で始まったときに選択肢が Yes、No,で始まったら機械的に切りなさい」という風に書いてあったりします。確かにこれはほぼ間違いないですので覚えていてくださいね。ただ、ちゃんと英語がわかる人でしたらこのような対策は要らないといえるわけですね。

Part 4 にしてもそうです。ちょっと長い日本語が流れるわけですが、たとえば気候が悪いために飛行機が遅れている話だったとすれば、「何時に香港発の~便は悪天候のため出発を見合わせております。ご迷惑をおかけしております。コーヒーやサンドイッチなど軽食を用意させていただきましたのでどこどこまでいらしてください・・・」とか放送が流れるわけですけれども、それに対する質問が、「この放送はどういう場所で流されているものか?」だったりするわけです。当然空港ですよね。日本語のネイティブなら絶対に簡単にわかります。しかし選択肢には、「喫茶店」とかが入っているわけです。コーヒーとサンドイッチという言葉が出てきたので、それで受験者が引っかかってくれることを期待しているわけですが、はっきり言ってネイティブなら引っかかる可能性はゼロの選択肢です。

それでも、特にリーディングの方ではうっかり勘違いや読み間違いなどが起こりやすいと思いますから、そのせいで全問正解というわけにはいかないかもしれませんが、その日本語版TOEICの対策などまったくしないで受けても、スコアが900 を超えることは堅いと思います。
実際には TOEIC の日本語版など存在しないので、現実味はない話ではありますが、日本語版だったとしたら 900 以上取ることが簡単なのに、英語の TOEIC になった瞬間にスコアがそれを下回ったなら、それは単純に英語力が足りないせいだ、と言えます。

「私は本物の英語力を追求しています。TOEIC なんて受けても、しょせんは試験英語だから、試験のテクニックとかでいくらでもごまかしがきき、本物の英語力を測る物差しにはなりません。だから私は TOEIC とか英検とか、そういったものを受けることには意味を感じません。」とまあこのようなことを言う人もたまにはいます。
しかし私は、そういう人であっても TOEIC を受けたらいいと思います。確かに TOEICは本当に英語力があることの証明にはなりませんが、これまで述べてきたとおり、本当に本物の英語力があるなら、試験対策などまったくしないで受けに入っても、どんなにミスっても 900 くらいは超えるスコアを取れるわけです。

事実私の周りの帰国子女は、リスニングセクションではほぼ満点をとります。リーディングで少し落とすものもいますが、それは日本人が日本語の試験を受けても間違えるのと同じことだと思われます。
それを逆の言い方で表現するならば、「TOEIC で 900 くらい超えるスコアが取れないのなら、あなたに本物と言えるほど立派な英語力がないことは確かである」と言えます。
ですから、試験英語を嫌う本物志向の方であれば、TOEIC スコアを真の英語力があることの証明として使うのではなく、「900 すらも行かないのであれば、真の英語力がまだ自分にはないことだけは確かである」という証明として使うべく、受験してみるのも面白いと思います。
↑こんなことを言ってきましたが、実際には皆さんは英語のネイティブではないのでその簡単であることが当然難しいわけです。逆に「何でそんな簡単なことが出来ないんだ」と思うわけですよね。それはやはりまだ英語が体にしみこむ体ではないからです。
それをつくるには多少時間がかかるわけですね。

ただ最初に申し上げましたように TOEIC は単語力を測ろうという目的がメインのテストではないので、音声重視の学習をなさっている皆さんとしては点数が伸びやすいです。難しい単語はあまり使ってこないため、質問の意味がスッと入ってくる体を作っておけば、他の能力、例えばリーディングの力や単語力を挙げる勉強をしなくても、正解できる確率は高まるわけです。

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